7月の読書メーター
読んだ本の数:4冊
読んだページ数:1882ページ
ナイス数:23ナイス
夢の国う~ん。熱い心は分かるが小説としては物足りない。もっと深層を衝いた物を期待してしまった。前作『人を殺すとはどういうことか』が強烈だっただけにイマイチ感が強い。
読了日:07月25日 著者:
美達大和東電OL殺人事件 (新潮文庫)あんぽん、石原慎太郎そしてこの著書。相変わらずの執念とも云えるほどの取材力には驚かされる。しかしノンフィクションながら佐野さんの感情の機微が随所に垣間見られるのは好みが分かれるだろうな。スキャンダラスな面ばかり取り上げられがちな事件だが、女性の深層心理から堕落論へ展開する推理は頷かされる。結局この事件はマイナリの再審請求を認め、刑の執行を停止する決定も出し、そして入管当局がマイナリに対し強制退去命令を出して彼はネパールに帰国をした。今後再び検察の杜撰さが批判されるのは必至だろう。
読了日:07月15日 著者:
佐野 眞一ラブレス桜木紫乃作品4作目。これまでの中で最高だった。過酷な開拓区から這い上がる姉妹。ただ生きて行ければ明日が来る。安穏の日々を生きる自分が恥ずかしくなる。道東を舞台として語る骨太の文章は絶品。今回も涙腺が緩んだ。
読了日:07月09日 著者:
桜木 紫乃幽霊人命救助隊 (文春文庫)高野和明作品4冊目。期待していたが意外やがっかり。自殺志願者を100人救助するという物語だが如何せん長すぎる。結末は盛り上がるが、中盤では飽きが来てしまった。う~ん・・・時間が勿体なかったな。
読了日:07月05日 著者:
高野 和明2012年7月の読書メーターまとめ詳細読書メーター